Go-qualiaのライブに行った感想

 良い文章を書こうと構えていたら、いつまでも書かないままなので、勢いで書いてしまおう企画。

 

 2012年4月28日(土)17時40分からのGo-qualiaのライブを聴くために、9年前のMOGRAへ。2011年のGo-qualiaは、OUT OF DOTSでworld’s end girlfriendの別名義のworld's end boyfriendを招聘するなど八面六臂の大活躍。私にとってネットレーベルの熱狂とはGo-qualiaそのものだった。

 

 初めて一人で行くクラブは怖かった。行こうか行くまいか迷っていた私の背中を押してくれたのは、当時Twitterで知り合ったkumoridaだった。THA BLUE HERBの曲に「あの夜だけが」という曲があるんだけれども、私にとって、あの夜のkumoridaとのやり取りが、この後10年近く続く私の音楽史を変えた。

 

 「美樹さやか、助けたいと思わない?」、MOGRAのフロアで杏子の台詞を聴いた。Puella Magiにも収録されたRequiemだ。YouTubeでもニコニコ動画でも何度も聴いた。Go-qualiaのライブが始まってから一心不乱に頭を振っていた女の子も、このイントロでは動きが止まっていたように思う。

 

 初めて入ったMOGRAのフロアは暗く、Ustreamで何度も見ていたにも関わらず、Seihoは髪を振り乱して踊っているし、旧エヴァの「Komm, süsser Tod」がかかってフロアは固まるし、帰るタイミングが分からず、クローズまでいてヘトヘトになって山芋線は逆回りに乗ってしまうし、楽しかった……。

 

 夢のような40分間のライブだったし、「この夜だけは」きっと忘れない。その記憶はここ(海馬)にある。唯一の心残りは、分解系のインターネットヤミ市に参加できず、Go-qualiaの「あなたの声で編曲またはリミックス権」を買えなかったことなんだよなぁ……(だって当日に告知されたんだもん)。

 

 

club-mogra.jp